これらの情報が、更年期を上手に乗り越えて、
より健やかな生活を手に入れるために 役立ちますように。
Q 1:更年期障害って?
閉経前後に、女性ホルモン(エストロゲン)の減少などによって起こる、自律神経失調症状を主体とした様々な症状を、 更年期障害 と呼びます。
加齢に伴って、急速に性腺機能が低下し、 特に卵巣では卵胞発育、排卵黄体形成の一連の機能が停止して、萎縮します。これに伴ってエストロゲンの分泌が低下し、様々な症状が出ます。
Q 2:更年期っていつごろ?
一般的には、閉経前後の各 5 年間、計 10 年間を一般に指すことが多いようです。
ですが、個人差がありますので、そういう年齢にこだわるよりも、その人その人の状態に応じて、認識した方が良いでしょう。
参考として、日本人の平均閉経年齢は 50 歳です。
Q 3:閉経にはまだ程遠いのに、更年期の症状があるのですが・・・
若年女性でも、ストレスなどで卵巣機能が低下し、ホルモンバランスが不安定になると、更年期と同様の症状があります。ホルモン補充療法がやはりメインになります。
Q 4:更年期障害の症状にはどんなものがあるのですか?
ア:月経異常
はじめ月経周期が短くなり、その後月経周期が長くなって月経回数が減少します。
最終的に閉経となります。 この間に 不正出血が出現することもあります。
イ:血管反応性の変化
ほてり・のぼせ ( hot flush )が起こります。更年期障害の代表的な症状です。
突然起こる熱感で、身体から顔や手足へと広がり、発汗、動悸を伴うことが多い。
エストロゲンの欠乏により、脳の自律神経調節中枢の機能が変化するために生ずると 考えられています。
通常は5年程度で消失することが多いです。
ウ:精神症状
エストロゲンの分泌の低下による中枢神経系の機能変化、閉経による女性性の喪失感、子供の成長による母性性の喪失感、パートナーとの一体感の喪失などにより、 不眠・うつ症状 などが出現しやすくなります。
エ:泌尿生殖器症状
エストロゲン低下による、膀胱および周辺の筋力低下のため、頻尿(排尿回数の増加)、尿失禁などが出現します。
粘膜の萎縮や分泌物の減少をきたす閉経後膣炎(老人性膣炎)により、膣前庭の灼熱間、掻痒感、乾燥感および性交痛が出現します。また、性欲も減退します。
オ:その他
エストロゲン低下により骨粗しょう症、高脂血症、動脈硬化などが出現します。
Q5 :更年期障害の診断は、検査をするのですか?
上記の自覚症状のほか、血中のエストラジオール濃度、 FSH (卵胞刺激ホルモン)濃度を参考にします。そのほか、血清脂質や骨粗しょう症に関する検査も必要になることがあります。
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